天井からポタポタ…シーリングライトの水漏れ原因と解決策を紹介

天井のシーリングライトに違和感を覚え、カバーを開けてみると…中に水がたまっている!
あるいは、天井から「ポタ…ポタ…」と音がして、照明の真下が濡れている――。
こうしたトラブルは、「漏電・感電・火災」などの重大な事故につながる可能性があるため、絶対に放置してはいけません。
本記事では、シーリングライトに水がたまる原因を徹底解説し、緊急時の対処法や根本的な解決策、さらには修理費用の目安まで、わかりやすくご紹介します。
シーリングライトから水漏れする時にまず確認したい症状

「ちょっと変だな?」と思ったときには、すでに水漏れが進行していることもあります。
以下のような症状がある場合は、照明器具に水が侵入している異常のサインと捉えて、すぐに確認・対応を行いましょう。
✅ 照明器具のカバー内に水滴や水たまりができている
透明カバーの内側に水がたまっている場合、屋根や天井裏から水が滴っている可能性が非常に高い状態です。
放置すると漏電・火災のリスクがあります。電源はすぐに切り、専門業者に点検を依頼しましょう。
✅ 天井から水がポタポタと落ちてくる
照明器具の真下の床や家具が濡れていたら、それは水が照明を通じて漏れている証拠です。
重力に従って水が照明の中心に集まり、「ポタポタ」と垂れてくる状態は、かなり進行した雨漏りや漏水のサインといえます。
✅ 天井や壁に「雨染み」や「膨れ」がある
天井のクロスや壁紙に茶色いシミや浮き・膨らみがある場合、水分が内部に浸透している証拠です。
照明の近くにこうした症状があるときは、すでに構造体への被害が進行している恐れもあります。
✅ 照明が突然チカチカしたり、点かなくなった
照明が「点滅する」「つかなくなった」といった現象は、水が電気配線や接点に干渉している可能性があります。
この状態で通電を続けると、ショート・感電・漏電火災の危険性が非常に高くなるため、早急な対処が必要です。
✅ 照明の周囲がカビ臭く感じる
異臭、とくにカビ臭や湿ったようなにおいがある場合は、天井裏や断熱材に湿気がこもっている状態かもしれません。
カビの発生は健康被害(アレルギーや気管支炎など)につながる可能性もあり、早めの調査が推奨されます。
⚠️ 1つでも当てはまる場合は、すでに水が天井内部に入り込んでいると考えられます。
自力での分解や確認は避け、必ずブレーカーを落としたうえで専門業者に相談しましょう。
シーリングライトから水漏れする時によくある原因は3つ
原因①|最も多いのは「天井裏からの雨漏り」
シーリングライトの水漏れで最も多いのが、「屋根からの雨水が天井裏を伝って照明まで届いているケース」です。
💧 どうして照明に水がたまるの?
雨水は屋根や外壁にできた小さなひび割れや隙間から侵入し、重力に従って下方向へじわじわと染み込んでいきます。
そのルート上に照明の配線ボックスやカバーがあると、そこに水が集まり、水たまりになるのです。
▶ 雨漏り原因の例
- 屋根材(瓦・スレートなど)の破損・ズレ
- 外壁のひび割れやシーリング切れ
- ベランダの防水層の劣化
- 雨樋の詰まりによる逆流
原因②|結露(内部結露)による水滴の発生
住宅の断熱性が低い場合、外気と内気の温度差で天井裏や配線部分に結露が発生し、それが照明カバー内にたまることもあります。
特に冬場や梅雨の時期に発生しやすく、放置するとカビや断熱材の腐敗につながります。
📌 換気不良・断熱材不足の住宅は注意が必要です。
原因③|水まわり配管の破損・漏水
照明の真上に2階のトイレ・お風呂・洗濯機がある場合は、その給排水管からの漏水が疑われます。
配管の老朽化や施工ミスによって、水が階下の天井にしみ出し、照明に到達するケースもあります。
シーリングライトの水漏れ、放置するとどうなる?3つの重大リスク
「ちょっと様子を見てみよう…」と油断して放置していると、住宅全体を危険にさらす深刻な被害へとつながるおそれがあります。
シーリングライトに水がたまった状態を放置すると、以下のようなリスクが現実になります。
❌ 1. 漏電・感電の危険性
シーリングライトの内部には、電気を供給するための配線・端子・基板が組み込まれています。
そこに水分が触れると、絶縁性能が失われて漏電が発生し、最悪の場合、感電事故につながります。
特に、以下のような状況は非常に危険です:
- 家族が照明を知らずに操作してしまう
- 小さなお子様が照明の下で遊んでいる
- ペットや家具が水滴で濡れている
⚡ 電気と水が接触したときの事故は、一瞬で起きて、取り返しがつきません。
❌ 2. 火災につながる恐れ
水が侵入した配線部では、**ショート(短絡)やスパーク(火花)**が発生する可能性が高くなります。
これが可燃物に引火すると、天井裏で発火し、気づかないうちに火災へと進行してしまいます。
実際に「照明から出火した住宅火災」の事例は報告されており、シーリングライトの水漏れ=火種予備軍と考えるべきです。
🚨 放置すればするほど、命と財産を奪う危険性が高まることを認識しましょう。
❌ 3. 構造体の腐食・カビによる健康被害
水が天井裏に侵入した状態が続くと、次第に木材・石膏ボード・断熱材などの構造部分に染み込み、劣化や腐食を引き起こします。
さらに、湿気がこもった状態はカビの温床となり、以下のような二次被害にもつながります:
- 天井クロスや壁紙の剥がれ
- 天井裏に広がる黒カビの発生
- アレルギーや喘息などの健康被害
🏚 天井の水漏れは**目に見える部分だけでなく、「家の内部をじわじわと壊していく」*恐れのある危険サインです。
応急処置としてできること|安全確保が最優先!
照明に水がたまっているのを発見したら、次のように対応しましょう。
🔧 応急対処の流れ
- 電源を切る(ブレーカーごと落とす)
→ 感電・漏電を防ぐため、照明の電源は必ず遮断します。 - 水滴をタオルで受け止め、周囲を養生する
→ 床や家財が濡れないよう、バケツやビニールシートで応急保護。 - 照明器具は触らない(専門業者の点検を待つ)
→ 自力で外すと危険。感電やさらなる水漏れを招くおそれあり。
🚨 自己判断で照明をつけたり分解するのは厳禁です!
シーリングライトの水漏れ修理を業者に依頼する際のチェックポイント
シーリングライトの水漏れは、「屋根」「天井」「照明」「配管」など複数の原因が絡むため、幅広い知識と対応力を持った専門業者に依頼することが大切です。
以下のポイントを押さえて、信頼できる業者を選びましょう。
✅ 屋根・外壁・雨漏り修理に対応しているか
水漏れの多くは、屋根や外壁、防水層の劣化が原因です。
住宅設備の修理だけでなく、建物全体の防水構造を熟知した業者でなければ、根本的な解決にはつながりません。
💡「雨漏り専門」「屋根工事・防水工事の実績あり」などの業者が望ましいです。
✅ 点検時に写真を撮って原因を説明してくれるか
プロの業者は、点検時に屋根裏や天井、外壁の状況を撮影し、写真を使って視覚的に説明してくれます。
こうした対応は、見えない部分の工事に対する信頼性の証拠になります。
📷「なぜここが水の侵入口なのか?」をきちんと説明できる業者は信頼できます。
✅ 火災保険対応の実績があるか(※自然災害による漏水の場合)
雨漏りや天井からの漏水が台風・大雪・突風などの自然災害によるものであれば、火災保険が適用される可能性があります。
その際、被災状況の記録や見積書の記載方法に慣れた業者であれば、スムーズな保険申請が可能です。
💡「保険対応実績あり」や「保険会社への提出用資料も作成可」といった記載がある業者が安心です。
✅ 電気工事士資格を持つ職人が在籍しているか(照明器具の交換時)
照明器具が水に濡れていた場合、交換が必要になるケースも多く、電気工事士の資格が必要になります。
無資格の業者では、法律違反となるだけでなく、漏電や火災のリスクを高める原因にもなりかねません。
⚡「第二種電気工事士」「第一種電気工事士」の資格を持つスタッフがいるかを確認しましょう。
✅ 業者選びを間違えると、被害が拡大するおそれも…
一見「安い」「すぐ対応」とうたう業者でも、点検が不十分だったり、応急処置しか行わずに再発するケースは少なくありません。
適切な知識・資格・実績を備えた業者に依頼することが、早期解決と長期的な安心につながります。
修理費用の目安|原因別の参考価格
原因 | 修理内容 | 費用相場(税別) |
雨漏り(屋根) | 屋根材補修・防水施工 | 3〜15万円前後 |
雨漏り(外壁) | コーキング打ち直し | 2〜8万円前後 |
配管漏水 | 配管補修・天井開口 | 5〜20万円前後 |
結露対策 | 換気・断熱工事 | 3〜10万円前後 |
照明器具交換 | 電気工事+器具代 | 1.5〜5万円程度 |
💡 火災保険が適用されれば自己負担を大幅に軽減できる可能性もあるので、点検と一緒に相談しましょう。
シーリングライトの水漏れに関するよくある質問
Q1. シーリングライトの中に水がたまっていました。すぐに電源を切った方がいいですか?
A. はい、すぐにブレーカーごと電源を切ってください。
照明内部に水分がある状態で通電を続けると、漏電・感電・火災のリスクがあります。照明のスイッチだけでなく、分電盤(ブレーカー)から電源を切るのが安全です。
Q2. 天井からポタポタと水が落ちてきます。原因は何ですか?
A. 主な原因は「雨漏り」「配管からの漏水」「結露」などです。
特に、屋根や外壁の劣化、ベランダの防水不良、2階の水まわり設備のトラブルなどが原因として多く報告されています。
Q3. シーリングライトのカバー内に水がたまっている場合、照明器具は交換が必要ですか?
A. 基本的には交換をおすすめします。
器具内部の配線や端子が水に触れると、絶縁性能が落ちて安全性に問題が生じる可能性があります。防水処理がない一般的な照明器具は、水没後の使用は非常に危険です。
Q4. 応急処置として自分でできることはありますか?
A. 電源を切った上で、落水を受け止める対策程度にとどめてください。
たとえば、バケツ・タオル・ビニールシートで床を保護するなど。ただし、照明器具に触れたり分解するのは感電の危険があるため絶対に避けてください。
Q5. 修理費用はどのくらいかかりますか?
A. 原因や修理範囲によって異なりますが、相場は以下のとおりです:
原因 | 費用目安(税別) |
雨漏り補修 | 3〜15万円 |
配管補修 | 5〜20万円 |
照明交換 | 1.5〜5万円 |
現地調査なしでは正確な費用は出せないため、まずは無料点検を依頼するのが確実です。
Q6. 火災保険は使えますか?
A. 自然災害(台風・落雷・雪害など)による漏水なら、火災保険が適用される場合があります。
「経年劣化」や「施工ミス」では対象外ですが、実績のある業者に相談すれば申請手続きのサポートも受けられます。
Q7. 結露が原因で水がたまることはありますか?
A. はい、あります。特に断熱が不十分な住宅や、換気が悪い環境では、
温度差により天井裏に結露が発生し、照明器具に滴下することがあります。
結露が疑われる場合は、断熱材や換気環境の見直しが必要です。
Q8. 水漏れしている照明を取り外しても大丈夫ですか?
A. 電気工事士資格がない方は絶対に取り外さないでください。
感電や漏電の危険性があり、無資格での電気工事は法令違反にもなります。
照明器具の交換や撤去は、必ず有資格者に依頼しましょう。
Q9. どんな業者に頼めばいいですか?
A. 雨漏り・防水工事に対応した屋根・外壁専門業者、または電気工事にも対応できる住宅修理業者がおすすめです。
また、火災保険対応の実績があるかどうかも、業者選びの大きなポイントになります。
Q10. 今は水が止まっていても、放置して大丈夫ですか?
A. 絶対に放置しないでください。
たとえ今は乾いていても、原因が解決していなければ再発の可能性が極めて高く、
次回の雨や使用時に漏電・火災など重大な事故につながる危険があります。
まとめ|水がたまった照明は放置NG!今すぐ安全確認を
シーリングライトに水がたまる症状は、単なる器具のトラブルではなく、住宅全体の危機を知らせるサインです。
放置すれば、漏電・火災・構造腐食・健康被害といった深刻な事態に発展する可能性もあります。
早めに専門業者に相談し、原因特定から修理までしっかり対応することが、住まいと家族の安全を守る第一歩です。
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